大きな環境変化の渦中
世界規模で捉えると、自然災害の頻繁な発生、新型コロナウイルス感染の長期化、国家間の争い、海外との賃金格差の拡大など様々な環境変化が取り巻いています。
また、国内課題である、都会地へのヒト・モノ・カネ・情報の集中、大企業と中小企業との業績格差、不十分な規制緩和などは、未だ取り組み途上です。
通貨発行権を持っている国は別として、地方行政体は予算作成にさえ苦しんでおり、地域活性化を推進する予算を計上することは出来難い状況にあります。
滋賀は、彦根城などの文化遺産、恵まれた自然環境、日本の中心位置など、アドバンテージを多く持つ地域です。これらの可能性を活かす手段として、世界遺産登録を実現し、彦根市のみでなく周辺の市町の地域活性化に繋げたいと考えております。
「国宝彦根城」から「世界文化遺産の彦根城」へ
コロナ禍で大きく冷え込んだ業種の代表が、観光(特にインバウンド)需要です。
しかし、潜在的な可能性を持つ我が地域では、未来を拓くコンテンツと成り得ます。
2025年には国民スポーツ大会滋賀、大阪関西万国博覧会が開催されます。万博には少なくとも3900万人の来場者が予想され、この内の一部を当地域への来訪を願えれば、大きな地域活性化の起爆剤となります。
そのためには、県や市町や各団体で行っていただいている地域での盛り上がりの醸成とは別に、全国・世界への情報発信が必要な時期だと確信しております。
新しい潮流「不易流行」
時代を超えた普遍の真理や変わらないのものが「不易」、環境変化への対応が「流行」です。
世界遺産としての歴史伝統の保全・保存と、デジタルスマート社会への対応が目指す姿です。
SDGs(持続可能な開発目標)、CSR(企業の社会的責任と貢献)を標榜し、シチズンプライド(住民の誇り)づくりを進めることを地域特性として唱えたいと存じます。
そこで、行政のご協力をいただきながら、民間での寄附(ファンド・勧進帳)を募らせていただきたいと計画致しました。
主旨にご賛同ご理解いただける方のご協力をお願いいたします。
名称 彦根城世界遺産登録推進ファンド 事務局:彦根商工会議所
募集元 世界遺産でつながるまちづくりコンソーシアム、彦根商工会議所